【大弘軒】
ラーメン・チャーハン
台東区 根岸 町中華
雨の鶯谷。
上野の隣にありつつ、こじんまりとして静かな町には昭和の名残りを残す名店が存在する。
個性的で激ウマな豚ヒレ肉の生姜焼きで有名な『グリル ビクトリヤ』やそば界の二郎『角萬』、昭和の食堂『ふじ』など、意外な場所に点在する。
今回はＪＲ鶯谷駅徒歩数秒というナイスな立地にある老舗町中華を訪問。
鶯谷駅の北口改札を出てもろ斜向かい。
なんとも味わいのある外観。
店頭には食品サンプルが並ぶショーケース。
午後12時40分入店。
カウンター７席、テーブル14席の店内は半分くらいの客。
ほぼ常連さんらしく、昼酒の羨ましいグループも。
厨房では職人気質の二人の調理人（どちらかが店主？）。
ホールの女性店員さんが忙しなく動き回る。
空いていたカウンターの端に座り、ラーメン＋チャーハンを注文。
即鍋を振る音が聞こえてくる。
ＢＧMはラジオだが、鍋の音と客の元気な話し声でかき消され、それはそれで下町町中華らしいの雰囲気。
５分後、ラーメン＋チャーハン同時に到着。
ナルトが鎮座するクラシカルな醤油ラーメンに、しっかり一人前のチャーハン。
まずはスープを。
豚骨ベースの塩味しっかりのスープには背脂が浮き、コクを演出。
しみじみ美味い懐かし系の中華そばとは違うパンチのある味わい。
麺はしなやかな中細ストレート。
事前情報では柔らかめとあったが、この日は固めの茹で加減で喉越しよくするすると入ってくる。
具材は小ぶりなチャーシューにメンマ、青菜、ナルト。もちろん薬味はネギ。
そしてレンゲはチャーハンへ。
米粒感のしっかりしたしっとりチャーハンも味がしっかり。
チャーシューにネギ玉子、それにナルトが見え隠れ。
少し咀嚼してラーメンスープへ。
これこれこれ。
町中華王道の味わい。
至高のコンビネーション。
そのままの勢いでラーメン＋チャーハンに幸せのループ食い。
駅前の最高の立地で40年以上愛され続ける老舗町中華の実力に感服しつつ13分ほどで完食。
気がつくと店は満席で、入口には待ち客も。
近くにあれば通いたい良店でした。
【大弘軒】
電話：03-3875-6493
住所：東京都台東区根岸1-7-11元三島神社1F
営業時間：【月～金・祝】11:30～20:00【土】11:30～16:00 16:30～20:00
定休日：日曜
◎食べログ
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131104/13061862/
