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【五十番】
オムライス 730円
葛飾区 新小岩 町中華
子供から大人まで嫌いな人は見たことのないオムライス。近年はフワトロ玉子の本格洋食系オムライスが幅を利かせているが、昭和のオムライスといえばチキンライスを薄焼き玉子が覆い、さらにケチャップを纏ったど定番オムライス。
家庭でもハレノヒに行くレストランでもオムライスといえばこれだった。
現在ではたまにしか食べなくなったがたまに無性に食べたくなる。
ということでやって来たのは新小岩。
ここには昭和世代感涙の絶品クラシカルオムライスがいただける店があるのだ。
その店は洋食レストランでも喫茶店でも、なく町中華。
『五十番』
JR新小岩駅を出て約5分。
大通りから住宅街へと向かう細い通り沿いにある。
創業は昭和40年ころ。
長年この地で愛され続ける店だ。
午後1時頃、店に到着すると店内はほぼ満席で、ひとつだけ空いていた4人がけテーブル席に座るよう案内される。
客のほとんどが地元で働く人たちのよう。
ホールの人当たりのいいおばちゃんと厨房に二人の調理人。
中華鍋を振る音がひっきりなしに聞こえてくる。
予定通りオムライスを注文。
実はかつてここのオムライスが某メディアで絶賛され、それ目的の客が殺到して行列が出来たため、常連さんが入らなくなる状況に。
それが原因で一時オムライス販売禁止にしたのだとか。
そんないわく付きのオムライスを今回いただく。
10分後、そのオムライスと中華スープが到着。
ケチャップライスが薄焼き玉子で包まれさらにケチャップを纏ったど定番のオムライス。
早速スプーン入刀。
オムライスの端の部分を頂く。
香ばしく炒められたケチャップライスは、甘さも酸味のバランスが程よく、具材はタマネギとなんとチキンではなく豚肉。
噛むとポークの旨味が溢れ出す。
今度はケチャップがかかった部分を。
トロッとケチャップの甘味と酸味と旨味が直に舌にまとわりつくがポークライスでクドさんは緩和され、ちょうどいい味わいに。
鶏ガラ&豚出汁の旨み充分の醤油系スープは口内をさっぱりリセット。
再びオムライスへ。
オムライス評論家ではないので、細かい評価は出来ないが、誰が食べてもすごく美味しいと思える、昭和スタイルの逸品なのは確かだろう。
ごちそうさまでした。
【五十番】
電話:03-3674-0845
住所:東京都葛飾区新小岩2-13-4 1F
営業時間:11:30~20:00
定休日:水曜
◎食べログ
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